住宅ローンを検討する際、多くの方が悩むのが「変動金利か、固定金利か」という選択です。特に最近は、金利上昇のニュースを受けて、「変動金利で本当に大丈夫なのか」と不安を感じる方も増えています。ただし、ここで考えるべき本質は、変動金利が危険かどうかではありません。重要なのは、その住宅ローンが将来にわたって払いきれる設計になっているかどうかです。広島の住宅事情|「持ち家×車社会」が前提になる広島県は、全国と比較しても持ち家率が高く、多くの家庭が住宅購入を前提にライフプランを組んでいます。実際に、広島県の持ち家率は約6割前後とされており、全国平均と同水準の高さとなっています。(引用元:総務省統計局「住宅・土地統計調査」)一方で、広島ならではの特徴として、・郊外での戸建て購入が多い・車の所有が前提の生活・通勤距離が長くなりやすいといった点があります。つまり、住宅ローンは単体で考えるものではなく、住宅ローン+車+生活費+教育費を含めた「総合的な家計設計」が必要になります。変動金利で不安になる人の共通点実際の相談現場では、次のような声が多く聞かれます。・金利が上がったら返済が苦しくなるのではないか・教育費と住宅ローンの両立が不安・繰上げ返済できる余裕がないそして最も注意が必要なのは、資金ショートに近づいているケースです。ただし、このような不安の多くは、金利の問題というよりも、住宅購入時の計画そのものに原因があることが多いのが実情です。広島でも増えている「住宅ローンの不安」住宅購入の中心は30代〜40代ですが、それぞれの世代で悩みは異なります。30代では住宅取得と教育費のスタートが重なり、40代では老後資金とのバランスが課題になります。また、住宅取得後の不安として「将来の返済負担」が上位に挙げられており、住宅ローンは多くの家庭にとって長期的な課題となっています。(引用元:国土交通省「住宅市場動向調査」)さらに広島では、・車の維持費・通勤コスト・子育て費用が重なることで、都市部よりも家計の固定費が膨らみやすい傾向があります。「借りられる額」ではなく「払いきれるか」で考える住宅購入時によくある誤解が、「借りられる金額=適正な借入額」という考え方です。しかし重要なのは、将来にわたって無理なく払いきれるかどうかです。特に変動金利の場合、・金利上昇・教育費の増加・物価上昇といった要素が重なる可能性があります。なお、日本は長く低金利が続いてきましたが、今後は金利環境の変化も意識する必要があります。(引用元:日本銀行「長期金利の推移」)金利が上がったときに起きる現実もし金利が上昇した場合、次のような影響が出ます。・月々の返済額が増える・生活費を圧迫する・貯蓄や資産形成が止まるさらに進むと、・教育資金の準備が遅れる・老後資金の形成が難しくなる・繰上げ返済ができなくなるという状況に陥ることもあります。それでも変動金利を選ぶなら変動金利は、決して悪い選択ではありません。ただし重要なのは、「どう備えるか」です。① 金利上昇を前提にしたシミュレーション現在の金利ではなく、上昇した場合の返済額を事前に確認することが重要です。② 繰上げ返済に頼りすぎない「将来まとめて返せばいい」という考え方は、収入や支出の変化によって崩れる可能性があります。③ 資金配分の考え方|返済と備えのバランスを取る低金利の環境では、すべてを繰上げ返済に回すのではなく、・手元資金の確保・将来の支出への備え・資産形成とのバランスを取る考え方も重要です。「金利がどうなるか」は誰にもわからない多くの方が気にするのは、「これから金利は上がるのか」という点です。しかし実際には、・上がる可能性もある・上がらない可能性もあるどちらもあり得ます。だからこそ重要なのは、予測ではなく、どちらでも対応できる設計にすることです。住宅ローンは「人生設計そのもの」住宅ローンは単なる借入ではありません。・教育費・老後資金・働き方すべてに影響します。まとめ|広島で住宅ローンを考えるなら広島で住宅ローンを考える際は、・持ち家志向が強い地域特性・車社会による支出構造・教育費とのバランスを踏まえる必要があります。変動金利か固定金利かという前に、その住宅ローンが本当に払いきれる設計になっているかを確認することが何より重要です。クリエイティブライフの考え方私たちは住宅ローンを「商品」としてではなく、人生全体の設計の一部として捉えています。参考資料(引用元)・総務省統計局「住宅・土地統計調査」・国土交通省「住宅市場動向調査」・日本銀行「長期金利の推移」